再始動する宇宙刑事ギャバン|多様化する時代に再構築されるヒーローの構造を見る

定点観測

「Project RED」の第1弾として、
宇宙刑事ギャバン INFINITYの制作が始動した。

1980年代に始まった宇宙刑事ギャバンの意志を受け継ぎ、
新しい時代のヒーロー像を提示する試みだという。

プロデューサー陣は「新しいヒーローを作りたい」と語った。

かつてのギャバンは、テクノロジーと人間の間に立つ存在だった。
今回はその枠を超えて、複数の世界が同時に存在する設定が導入される。

物語はマルチバース構造を持ち、
一人のヒーローが無数の可能性として展開する。

それぞれの世界には、それぞれの正義と秩序がある。
この形式は、現代の多様化した社会構造と重なる。

かつて“ひとつの正義”が国民的な象徴として成立していた時代から、
“複数の正義”が共存する時代へ。

ヒーローはその変化を、物語の形式として体現している。

メタリックな装甲は懐かしさを残しながら、
多層世界を移動する象徴として再定義されている。

光沢は過去の輝きではなく、
並列化した現代を映し出す反射面として機能している。

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